「iPad Air」と「iPad Mini」のどちらを買えば良いですか?

とても良く受ける質問です。

ipad-mini-china

 

結論から言うと「iPad Mini」は存在しない。

なぜならば、Steve Jobs氏は、「そんなものは、出さない!」と言い切っていたところからです。Jobs氏の言葉を丸呑みする気はなかったので、なぜ彼がそう言ったのかを考え続けていました。

「パーソナル・コンピューター」としては、ありです。

しかし、昨日のブログに書いた「コミュニケーション・コンピューター」としては、あり得ないのです。

【参照】「iPad」とは何か?

「iPad Mini」を良いという人がそれを選ぶ理由は、次の2つだけです。

【理由1】iPadよりも軽いから

【理由2】iPadよりもサイズが小さいから

この2つだけ。

この時の発言のベースになっているのは、「私にとって・・・」という個人の価値観です。そこには、他者への意識はありません。(※ネット経由のコミュニケーションを除いて、リアルな関係性という意味で)

もし、その人の前に3人の友人がいて、Youtubeでどうしても観せたいオススメ動画があるとしましょう。「iPad」「iPad Mini」のどちらが適しているでしょうか?

「コミュニケーション・コンピューター」という感覚は、他者とのツナガリを良くできた、強くできたという経験が重なっていくと分かるので「知識」では納得がいかない価値かもしれません。

しかし、2013年秋に登場した新しいiPad MiniとiPad Airの登場で、2つの理由も弱くなりました。

【理由1】iPadよりも軽いから

【理由2】iPadよりもサイズが小さいから

iPad Airは、前モデルよりも軽くなって、小さくなりました。

一方、iPad Miniは、前モデルよりも重くなりました。

タブレットを使った他者とのコミュニケーションの意識が強まるとこの感覚は、共有できますが、「新しいパソコン」としてiPadを考えている「何を言ってるの? この人!」という感覚になってしまうでしょう。

ボクは、iPadを立ち上げたときの壁紙をこのイラストにしています。

AlanKay-Dynabook

 

これは、タブレットのコンセプトを世界で初めて考えたAlan Kay氏が描いたイラストです。

これは、「少年と少女が宇宙戦争ゲーム」で楽しんでいる様子だそうです。そして、通信機能で対戦しているそうです。

このイラストは、1968年に描かれたものです。メキシコ・オリンピックの年。

携帯電話、インターネット、Wi-Fi、Bluetoothがまだない時代です。

 

この世界観からイメージして、iPadをどのようにボクたちの仕事・生活の中で役立てるかをイメージする習慣を絶やしていません。

 

最後にSteve Jobs氏とiPad MIniのその後の話しをひとつ。死期が近づいてくる中、社員からiPad Miniの市場性について熱く語られた後に「Miniもありかもしれない。」というような言葉を送ったそうです。

それは、自分が生きている間はこだわりたいが、死後は残った人たちに判断してもらえば良いという次世代への思いから出た言葉だったのかも知れませんね。


2 thoughts on “「iPad Air」と「iPad Mini」のどちらを買えば良いですか?

  1. 古杉さん、大変大変参考になりました。ボクのゼミにはiPadを持っていなければ参加できないことになっています。新ゼミ生と旧ゼミ生は購入を考える時に自分のやりたいことは何なのかを自分の頭で考えて、自分にあう方を選択しています。2014年度に向けてiPadのオーダーを出した学生は15名。そのうち14名がiPad Airで、MINIは1人でした。

    1. 清水先生

      コメントありがとうございます。

      単に商品を選ぶという発想ではなく、自分の未来のために「相棒」を選ぶという発想が必要だと思います。これからの時代、益々コンピューターをバカにできない時代になっていくと思います。

      ボクは、「戦略兵器」を選ぶぐらいの感覚で選んでいます。(笑)

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