祝 iPad発売5周年。しかし、その現状は?

2015年5月28日(木)。

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この日が何の日か話題にする人は、見かけませんでした。そう。もはや新鮮味は感じなくなったApple製品「iPad」が日本で発売されて5年経ったということです。

大きさで言えば、スマートフォンとパソコンの中間的な存在で、一般的には中途半端で、どんな役割を担わせるかというと「パソコンの補完機」ということになってしまっているようです。

現状、多くの場合下記の3つの場面にiPadがあることが多いのではないでしょうか?

・パソコンの補完機として「メール」「ブラウザ」「スケジュール」のみで利用

・時々、必要に応じて持ち出すがほとんど眠っている

・完全に使っていない → 「死蔵」

どうして、会社、または個人でお金を出して購入した製品がこんな状態になるか考えてみる人も少ないのではないでしょうか?

ただ「そうなっている」という事実だけ分かっていて、理由は分かっていないケースをよく耳にします。

もし、iPadの活用について考えてみようということになると・・・

「何か便利そうなアプリはないか?」

「どこかで真似できそうなiPad導入事例はないか?」

といった話しになりがちのようです。

時々、講演依頼をいただくとそんな部分をひも解いて、なぜそうなっているかについて、今まで論じられなかった切り口でお話ししすると参加者は「なるほど!」という感じで腹落ちされることが多いです。

しかし、その人たちがその理由を知ったからといって、翌日からiPadを活用できるようになるわけではないです。

なぜならは、「知っていること = できること」ではないからです。

しかし、知って満足する方がほとんどです。その心底には、「パソコンがあるから別に大丈夫」といういつもの習慣に戻りたいという心理が働いています。

いつものようにパソコンを使えていければ、企業であれば競合に負けることはありません。また、個人でも他人にバカにされることもありません。

しかし、気付いている企業は、顧客との新しいコミュニケーションの手段顧客や世の中の変化の兆しを知る手段として活用を始めています。また、個人でも新しい価値を生み出す手段として活用しているわけです。

いつも通りを好む人にとって、iPadは「良さそうだけど何に使えるか分からない」という存在であることが多いようです。

特に企業(法人)では、曖昧な「費用対効果」「導入価値」では評価されません。しかし、かなりの企業でiPadの導入が進んでいます。そして、活用できていません。

導入プロセスを調査していくとその起点が見えてきました。

システム担当者「○○常務にiPad導入を検討しろ!」と言われて、検討後導入した

○○常務「仲の良いX社の専務と会食の時、iPadを営業に持たせたと聞いたので」

理由は、決裁者クラスの方の「横並び意識」「ノリ」であることが多いようです。

iPadに限らず、自社らしい目的が明確なIT導入というのは、少ないです。

それは、ビジョンがないからです。ビジョンはなくても戦略らしきものはあったりします。実際には、その下の戦術を大切にしていることが多いですが。

本業の企業コンサルティングの志事で、企業や大学で講義する時は下記のような問題を出したりしています。

「経営戦略で5つのキーワードを大切なもの順に並べてください」という問題です。
IMG_0865大学生は、仕方ないとして、なかなかピッタリ賞はでないので、普段は優先順位を意識されていないのだと感じます。

「導入目的」がない、または弱いとiPadに限らず道具としての「IT導入価値」の最大化は実現しません。

iPad活用が進まないという現象ではなく、本質的な理由「真因」を探っていくと、意外な事実と巡り会えるということです。

iPad活用のための講演、ワークショップでは、知識的理解、体験を通じた体得の機会を提供しています。

「営業マンに持たせたのに使わないiPadを使うように教育してください。」と言った無茶振り的なご依頼もありますが、本質的なユーザーにとっての価値を体験していただくと面白いように使い始めていただけます。

頭で理解し、身体で体感することがApple製品を道具として大活用するには必要です。

そして、Apple社は「販売、製品サポート」以外は行いません。

操作は、Apple Storeで覚えられるとして、どこで活用を学べるのでしょうね。


 

「iPad活用」等をテーマとした講演(90分)、ワークショップ(180分)のご依頼を受けています。通常15万円の講師料をiPad発売5周年を記念して、2015年9月末まで5万円でお受けします。詳細をお知りになりたい方、ご質問がある方は、下記のフォームからご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】http://vision-s.jp/about-koskos/


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